肝臓にいい入浴法
ちょっと気になったので、お風呂に入りながら肝臓にいい入浴法を探してみた。
以下2つのパターンに分けて記載しておく。
ちなみに自分は今のところ#2である。
#1 血圧が高く、入浴すると疲労感を感じる
#2 血圧が低く、入浴すると疲労感を感じる
#1 血圧が高く、入浴すると疲労感を感じる
<入浴目標>
肝臓に負担をかける入浴は避ける
肝臓に負担をかけないために、「温度は熱くしない・長時間の入浴は避ける・食後や運動直後の入浴は避ける」といった注意を払といいらしい。
・お湯の温度は38~40℃
・入浴時間は10~15分間
・食後や運動後の入浴は最低1時間は空けること
が目安
負担をかけずに血流を良くすることで肝機能も高まる。
脂肪肝の人に多いのは肥満。
食べ過ぎや飲み過ぎといった食生活の乱れにより脂肪が体内に蓄積されると、血液中にも脂質が多くなって血がドロドロになる可能性が高い。
そのため脂肪肝の人は高血圧を併発している場合が多く、心臓や動脈硬化に不安のある人には水圧の弱い半身浴をお勧めとのこと。
さらに少しでも負担をかけない入浴法が
「反復浴(分割浴)」
反復浴とは、例えば15分間の入浴を途中に休憩を挟みながら3回に分割して入る入浴法のこと。
浴槽に浸かる時間を複数回に分けることで、体への負担を軽くできるのが反復浴の特徴である。
例:お湯の温度が39℃の場合
1.かけ湯
2.入浴(5分)
3.休憩(5分)
4.入浴(8分)
5.休憩(5分)
6.入浴(5~8分)
7.風呂上がりの休憩
(出典 : 『中温反復入浴法』白井朝子著 ソニー・マガジンズ より)
◆反復浴のポイント
風呂上がりの休憩をしっかりと取ることが大切。
そうすることで質の高い睡眠へと繋ぐことができる。
湯冷めをしないように気を付けることと、水分補給を忘れずに行うこともポイントである。
水圧がかからないという意味ではサウナは肝臓に優しいといえる。
また、サウナに入ってしばらくすると汗腺から出る汗以外に、皮脂腺から皮脂が分泌されるので新陳代謝にも効果がある。
新陳代謝と言えば、体内の有害毒素である重金属(水銀、カドミウム、アルミニウム、鉛)は脂肪に溶けると肝臓や腎臓ではデトックスできず、皮脂と一緒に体外へ排出するしかないという点にも注目である。
サウナでかいた汗、それも皮脂腺から出たサラサラした汗(皮脂のこと)は肌の保護膜になるから拭かない方が良い、という風潮があるが、この件に関してはしっかり洗い流した方が肌に良いと思われる。
#2 血圧が低く、入浴すると疲労感を感じる
<入浴目標>
代謝機能を高めて体温を上げる
脂肪肝は高血圧ばかりでなく、低血圧とも大きく関係している。
低血圧が脂肪肝を招く原因は冷えにある。
体が冷えてくると体内の熱を外へ逃がさないようにするために、交感神経が作用して手足の血管が収縮され、血液を体幹部分(主に内臓)に集めて深部体温を維持しようと働く。
ただし、自律神経の機能が低下していると血管の収縮が不十分になり深部体温を維持できず、体の中心部が冷えてくる。
これを「内臓型冷え性」といい、血管が収縮しないタイプ、つまり低血圧の人に多い症状である。
内臓が冷えるということは、肝臓も例外ではなく、肝臓が冷えると肝機能の低下につながる。
脂はお湯をかけると流れるが、冷たい水をかけると固まりやすい特性があるように、血液も冷えると血中の脂質がドロドロになり血流が悪くなる。
ただでさえ肝機能が低下すると中性脂肪の代謝が悪くなり、高血圧の場合と同様、血液中の脂質が多くなって血がドロドロになりやすい傾向にあるわけなので、低血圧による脂肪肝はもっと血液がドロドロになって血流が悪くなりやすいと考えられる。
このような場合、もともとの原因である冷えを改善しなければならない。
しかし、内臓型冷え性は体の中心部は冷えていても手足はあたたかい場合が多いので、自分では気付かないことがある。
手足があたたかくても、血圧が低く、疲労感があり、かつ肌のトラブル(肌荒れや乾燥肌など)がある場合は、内臓型冷え性による脂肪肝を疑ってみるといい。
通常は冷え性や低血圧に対しては、自律神経の正常化が期待できる「温冷交互(交代)浴」をお勧めだが、
疲労感を伴う脂肪肝の場合は、まず体を温めることと代謝機能を高めることを優先する必要がある。
そこで、入浴剤として代謝機能を高めるクエン酸風呂がオススメらしい。
家庭風呂でも市販のクエン酸を浴槽(180~200リットル)に大さじ3杯程度入れるだけで簡単に作れるというのだから、やってみる価値はある。
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クエン酸を多く含む食品としてレモンやお酢、梅干しなどがあるように、クエン酸には疲労回復の効果があるとして知られている。
これはヒトがエネルギーを生産するときにはクエン酸回路が中心的な役割をするからで、疲労の回復以外にも代謝機能の向上や肌のトラブルにも効果があると言われている。
肝臓に中性脂肪を溜め込まないためにも代謝機能を高めることは大きな意味がある。
クエン酸は食品から経口摂取するだけでなく、嬉しいことに肌からも吸収できるようで、入浴によるクエン酸摂取は消化吸収をする過程がないので経口摂取よりも負担がかからないと考えられているようだ。
加えてアロマ精油の「ローズマリー・ベルベノン」や「レモン」を数滴垂らすと肝機能に良いと言われている。
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また、入浴により体内の水分が失われると、血液の粘度が増してドロドロになるので、入浴前後にはしっかりと水分摂取をする必要がある。
なお、風呂上りの直前に背中の肝臓にあたる部分に温かいシャワーを当てると良いらしい。
肝臓は右胸の裏あたりに位置し、ここにシャワーを当てることで代謝機能の改善が期待できるそうだ。
今日からクエン酸又はアロマを入れてみよう。
ちなみにジムで筋トレをした後には、熱い風呂と水風呂を交互に入る温冷交互浴を実施している。
冷水に浸かるのはこの時期逆に身体が温かくなるので、個人的には続けていきたいと思っている。